住宅ローン残債があってもマンション売却は可能でしょうか
あと20年の住宅ローン残債があります。転勤の為に急に引越しなくてはいけなくなりましたが転勤先が実家のある県になったのでこの際実家に戻る事にしました。今のマンションを売却したいのですが、残債のあるままマンションを売却する事は出来ますか。
残債の額にもよりますが残債があってもマンション売却は可能です
マンションを売却した金額でローンの残債を支払完済すれば良いので、ローンの残債が売却できる金額よりも少ない場合は問題なくマンションの売却が出来るのですが、後20年の残債となるとまだ相当額のローンがあると言う事ですよね。まずマンションの査定をしてもらう必要があります。査定額が残債よりも多ければそのまま売却となりますが、売却にあたっては仲介手数料やもろもろの経費もかかるので、そういった経費を含めての金額が残債よりも多い事が条件となります。
査定額が残債よりも少なく、ローンの完済が出来ない場合は、差額分を自己資金で賄うか賃貸物件として残債を減らしながらもうしばらく時期を見るという事になるかもわかりませんね。実家に戻られると言う事なので取り敢えずマンションの買い替えなどは必要ないかと思います。査定額については、不動産屋によってかなり差が出てくるので、そういう問題に慣れている不動産屋とそうでない不動産屋でも違ってきます。出来れば複数社に査定依頼をしてみる事をお奨めします。賃貸として他人に貸して残債返済している内にマンションの査定が下がって行くと言う事も考えられますし、他人に貸すと言うのも後々問題を抱える事になっても面倒です。一番高い査定金額を出してくれた不動産屋に相談すれば、何か良い方法があるのではないでしょうか。何とか残債を返済されマンション売却出来れば良いですね。
マンション売却の住宅ローン残債をキャッシングで
マンションを購入する時は大半の場合住宅ローンを利用して購入します。自己資金だけで購入出来れば一番なのですが、マイホームの価格と言うのは数千万円もの金額になりますので、頭金だけでは賄え切れない無いものです。
この住宅ローンは新築のマンションであれば35年間の住宅ローンを利用する事で月々の返済を可能にしていけます。
尚、マンション売却を行う時、住宅ローンがどれだけ残っているのかにより、売値との差により住宅ローン残債を自らの資金で返済を行わなくてはならなくなることも有ります。
例えば、マンション売却価格が2000万円で、住宅ローン残債が2100万であれば売値の方が安くなりますので、100万円分は自己負担をして住宅ローン残債を処理しなければならないのです。これは住宅ローンを利用してマンションを購入した場合、抵当権が設定されることになります。抵当権はマンションの住宅ローンの支払いが困難になった時など金融機関が物件を差し押さえできる権利でもあるのです。
また、マンション売却を行う時は、全ての住宅ローンを支払わなければ抵当権の解除は行われません。そのため先ほどの例のように、住宅ローンの残債が残ってしまう事で抵当権の解除が出来ませんので売却が成立しないのです。
このようなケースでは自己資金を利用して残債を整理する事になるのですが、売却には仲介手数料や登記変更などでお金が必要になります。また、引越し費用なども必要になりますので、これらの諸費用を予め用意しておく必要が有りますので、残債を処理する費用を工面できないケースも出てくるのです。
このようなケースではお金を借りて残債を処理するという事も可能になります。例えば、キャッシングローンやカードローンなどを利用する事で返済を可能に出来ます。キャッシングローンなどは利用使途が自由になるローン商品ですので、これを利用する事でマンション売却における費用にすることも可能になるのです。